25歳でママになってなぜか行政書士を目指したときのお話し。
日付:2016年5月21日
ブログ第1回目はいきなり重めのスタートとなりましたが、第2回目もまずまず重めの内容でお届けします。笑
もうおなかいっぱいの方は少し時間を置いて読んでいただければと思いますm(__)m
前回のブログで「上司との出会いが私のターニングポイントになった!」と宣言しましたが、
もう1つ、人生のターニングポイントといえる出来事がありました。
それは・・・・・・・・・・・・・
子ども です( ・`д・´)
予期せぬ妊娠。そして始まる葛藤の日々・・・
結婚1年後に妊娠が発覚、2010年に長女を出産しました。当時25歳。若い。
子どもはまだまだ先でいいわ~と考えていたので、妊娠が分かったときは正直うろたえました。。
結婚して異動させてもらったところだったし、自分のことでいっぱいいっぱいな自分が人を育てるなんてできるんかな、とも思っていました。
もともと子どもは苦手でしたし(´・ω・`)テヘ
それでもいざ育児が始まると、自分の子どもはかわいくてかわいくて、自分でも意外なほど楽しくやっていました。最初の数カ月は。
その後、私を最高に悩ませたのは、周りの友だちのリア充ぶりでした。笑
私は同世代の友だちより少し早く結婚・出産を経験していたので、私が育児に追われている頃、友だちは独身時代を謳歌している状況でした。
よくある話ですが、育児中は急に社会から断絶されたような気になることが多かった。
1日のうち話をしたのはスーパーのおばちゃんだけ、とか。あるあるですね。
そんなときにFacebookで同世代の友だちが、海外旅行に行ってたり、オシャレなレストランでご飯食べてたり、
仕事をバリバリやっていたり・・・という様子を見るとですね、もうダメです。比較してしまう。
自分はいつも子どもがいるせいで自分のやりたいようにできないのに、
周りは自分の好きなことを思う存分やって楽しそう・・・、という幻想に取りつかれるわけです。
そのころは子どもを持つことについて、めちゃめちゃ考えました。正直、後悔することもありました。
でも、子どもを持つことを選んだのは自分だし、自分が幸せじゃないなんて口が裂けても言えない。
自分だけ取り残されてしまった、と焦る。何もやりとげてもないのに、と憤る。
こんなことをぐるぐるぐるぐる考えていました。旦那にも当たりまくってましたね。
男の人は子どもができても何も変わらないんだから気楽でいいわね、と何度ぶちまけたことか。笑
いや、基本は楽しくやってたんですよ。ママ友とランチしたり、ママサークルに参加したり。相変わらず子どもはかわいいし。
でも根本のところは闇を抱えておりました。闇。やみ。YAMI。
行政書士試験の勉強をスタート。寝かしつけに全力を捧げる日々。
ちょっとした闇を抱えながら育児をしていたわけなんですが、産休に入る前から育休中に何か資格でも取ろうと思い立ち
行政書士試験を受けることを決めていました。
なぜ行政書士だったのか?とよく聞かれますが、答えは、なんとなく、です。なんかすみません。
産休・育休が1年半ほどあったので、その間に取れそうな資格で、簡単すぎず難しすぎないもの、という基準でたどり着いたのが行政書士でした。
当時はそれを使って独立しようなんて考えてなかったのですが、いろいろなサイトで行政書士のことを調べるうちに
自分の力で人の役に立てる、しかも簡単に独立できる、という点にどんどん惹かれていきました。
ただ、私は普通の会社員だったのでまずは復職することが念頭にありましたし、将来的に行政書士という選択肢を持っておくのもアリやな、
といった程度で、子どもが生後6カ月を過ぎた4月から11月にある試験に向けて本格的に試験勉強をスタートさせました。
育児中は時間があるようで、なかなかまとまった時間を確保できません。
なので、毎日規則正しい生活をして子どもに決まった時間に決まった時間だけお昼寝をしてもらうことに全力をかけていました。
2時間のお昼寝の時間を勉強時間にあてるために、授乳時間もコントロールしていました。
この生活が自分には合っていて、勉強することも新鮮で、行政書士試験合格という目標ができたこともあり
今まで全く張り合いのなかった生活がガラリと変わりました。
そして11月の本試験を経て、無事行政書士試験に合格することができました。
フツーの会社員が行政書士になりたい!独立開業したい!と思い始める。
試験に合格してから、独立開業したいという想いがフツフツと沸いてきました。2回ぐらい開業セミナーに参加してみたりして。
何がそんなに私を引き付けたのかというと、『独立開業』という夢のワードです。
フツーの会社員からすると結構ハードル高くて考えたこともなかったのですが、
行政書士という資格を手に入れたことで一気に「自分でもできるかも・・・」と思い始めました。
しかし、ネットで出回る「行政書士食えない説」を読んではビビッていましたし、上場企業の社員というメリットもなかなか捨てきれない。
制度も社内風土もめちゃめちゃ社員に優しい会社でしたし。
で、結局いったん復職するんですが、やっぱり独立開業の夢が捨てきれず、他にもいろいろなことが重なりようやく退社する決断をしました。
その後、行政書士事務所で少し勉強させてもらった末、独立開業を果たし、現在に至ります。
早く子どもを持つのも悪くない
今考えると、思いがけず早い時期に子どもを授かったことで、思いがけず自分の人生と向き合う時間ができたことは本当にラッキーでした。
子どもを持つの早すぎた・・・と考えていた時期もありましたが、今は本当によかったと思います。ありがとう。
子どものおかげで自分の人生が変わりました。完全に。
あのタイミングで出産・育児を経験していなければ、今でもフワフワとこだわりのない人生を生きていたと思います。
まだまだ始まったばかりの行政書士ライフですが、自分の子どもたちに「ママみたいになりたい♡」と言ってもらえるように日々精進してまいります。
ちなみに、事務所の名前「Links」は子どもに関係しています。
事務所名の由来についてはまた別の機会にお話します~(^^)/
(電話で「Links行政書士事務所です。」って言うの、めっちゃ噛むんですけど。ミスったかな。)

神戸大学国際文化学部卒業後、大手電機メーカーにて海外営業・マーケティング業務を経験。
育児休業中に行政書士資格を取得し、2015年12月に独立。
開業当初から入管業務(ビザ申請)に特化し、現在では年間500件以上の相談、100件以上の申請を行う。