【フィリピン・インドネシア・ベトナム】短期滞在ビザ申請!数次ビザ編
日付:2016年2月25日
フィリピン・インドネシア・ベトナム人の方が短期滞在の数次ビザ(マルチビザ)を申請する場合に必要な書類を説明します。
フィリピン・インドネシア・ベトナム人の方向けの数次ビザ(マルチビザ)申請に必要な書類は、滞在期間や渡航目的、
該当する条件によって異なるので、まずはそれぞれの種類や条件についてみていきましょう!
【フィリピン・インドネシア・ベトナム人向け短期滞在ビザ(数次ビザ)の種類】 ※滞在期間によって2種類に分かれます。
滞在期間 |
渡航目的 |
対象国籍 |
① 30日以内 | 観光、商用、親族訪問等 | フィリピン・インドネシア・ベトナム |
② 90日以内 | 商用目的、文化人・知識人等 | アジア諸国(中国を除く)、アラブ首長国連邦、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、バーレーン、エジプト、南アフリカ |
①のビザはフィリピン・インドネシア・ベトナム人向けのビザです。
この場合の条件は、以下の通りです。どの条件に該当するかによって、必要書類が異なります。
(1) 過去3年間に日本への「短期滞在」での渡航歴+渡航費用支弁能力を有する者
(2) 過去3年間に日本への「短期滞在」での渡航歴+G7(日本を除く)への「短期滞在」での複数回の渡航歴を有する者
②については、フィリピンだけでなく、その他のアジア諸国(中国を除く)やアラブ首長国連邦,
オマーン,カタール,クウェート,サウジアラビア,バーレーン,エジプト,南アフリカ国籍者も対象となります。
1.①滞在期間が30日以内の数次ビザ(マルチビザ)を申請する方
(1) 過去3年間に日本への「短期滞在」での渡航歴+渡航費用支弁能力を有する者
ア: ビザ申請書(写真貼付)
イ: 旅券(ICAO標準のMRP又はIC一般旅券に限る)
ウ: 過去3年以内の日本への短期滞在ビザ及び入国印が確認できる現有旅券又は旧旅券
エ: 申請人の所得証明書,預金通帳又は納税証明書のいずれか1点
オ: 申請人の在職証明書
カ: 数次の渡航目的を説明する資料
(キ: 申請人の国籍国以外の国に居住している場合)当該国に合法的に居住していることが確認できる資料
(2) 過去3年間に日本への「短期滞在」での渡航歴+G7(日本を除く)への「短期滞在」での複数回の渡航歴を有する者
ア: ビザ申請書(写真貼付)
イ: 旅券(ICAO標準のMRP又はIC一般旅券に限る)
ウ: 過去3年以内の日本への短期滞在ビザ及び入国印が確認できる現有旅券又は旧旅券
エ: 過去3年以内の日本への短期滞在ビザ及び入国印,及びG7(日本を除く)への短期滞在ビザ及び入
国印が確認できる現有旅券又は旧旅券
オ: 申請人の在職証明書
カ: 数次の渡航目的を説明する資料
(キ: これら3か国以外の国に居住している場合)当該国に合法的に居住していることが確認できる資料
(3)十分な経済力を有する者
ア: ビザ申請書(写真貼付)
イ: 旅券(ICAO標準のMRP又はIC一般旅券に限る)
ウ: 申請人の所得証明書,預金通帳等十分な経済力を有することを証明する資料(その他,株の配当金証明書,
年金証書,退職金証明書,遺産相続証明書,賃貸借契約書,土地登記書,不動産権利書等)
エ: 申請人の在職証明書
オ: 数次の渡航目的を説明する資料
(カ: 申請人の国籍国以外の国に居住している場合)当該国に合法的に居住していることが確認できる資料
(4)(3)の配偶者及び/又は子
ア: ビザ申請書(写真貼付)
イ: 旅券(ICAO標準のMRP又はIC一般旅券に限る)
ウ: 家族(配偶者及び/又は子)であることを証明する資料
エ: (「十分な経済力を有する者」としてビザ申請する家族とは別にビザ申請する場合)上記(3)のウ及びエ
オ: 数次の渡航目的を説明する資料
(カ: 申請人の国籍国以外の国に居住している場合)当該国に合法的に居住していることが確認できる資料
2.②滞在期間が90日以内の数次ビザ(マルチビザ)を申請する方
(1)商用目的
①ビザ申請書(写真貼付)
②パスポート
③申請人が勤務する企業が「商用目的」で定められた企業に該当することを証する資料
④数次ビザを必要とする理由書またはそれを記した招へい理由書
(2)文化人・知識人等
①査証申請書(写真貼付)
②旅券
③申請人が「文化人・知識人等」で定められた条件に該当することを証する資料
④数次査証を必要とする理由書またはそれを記した招へい理由書
(3)配偶者及び子
①査証申請書(写真貼付)
②パスポート
③「商用目的」「文化人・知識人等」の数次ビザ(マルチビザ)を持つ家族との家族関係を示す資料
神戸大学国際文化学部卒業後、大手電機メーカーにて海外営業・マーケティング業務を経験。
育児休業中に行政書士資格を取得し、2015年12月に独立。
開業当初から入管業務(ビザ申請)に特化し、現在では年間500件以上の相談、100件以上の申請を行う。