少し前から「生き方」を読んで高まっております。
日付:2016年6月9日
ブログをお読みいただいてありがとうございます!
最近知人から稲盛和夫さんの「生き方」を借りて読みました。言わずと知れた大ベストセラー。
いやー今まで読んだ本の中で心を動かされた本トップ3に入りますね。これは買います。また読みます。
会社員としてなんとなく働いていた頃に読んでも今ほど響かなかったかもしれませんが、今の私にはどストライクな内容でした。
まだ読んでいない人には是非読んでほしい!大きくなったら子どもにも読ませたい!(まだ5歳と3歳やけど)
「生き方 人間として一番大切なこと」 稲盛和夫(2004年)
原理原則はシンプルに「人間として正しいかどうか」
嘘をつくな、正直であれ、欲張るな、人に迷惑をかけるな、人には親切にせよ・・・
小学校の道徳の授業で習うような基本的な内容ですが、稲盛さんの成功の秘訣はコレだそうです。
稲盛さんの生き方の原理原則は「人間として正しいかどうか」に基づいている。
個人事務所を経営していると、毎日毎日決断の連続ということをすごく実感します。
なので、何かに迷ったとき、揺らぐことのない原則を持つことって本当に大切やなと思います。
「人間として正しいかどうか」・・・深い。壁に貼るか。
「一日一日をど真剣に生きる」
稲盛さんは、次のような生き方をすすめています。
①誰にも負けない努力をする
②謙虚にして驕らず
③反省ある日々を送る
④生きていることに感謝する
⑤善行、利他行を積む
⑥感性的な悩みをしない
ごもっとも!な内容で、これを実践できれば素晴らしいことはわかっているんですがなかなか実践できない、意志の弱い私・・・。
なぜ実践できないのか、ということは日々考えるのですが、(考える前に精進しろ、という話は置いといて)
結局は「こうなりたい!」という願望が明確でないからだと思っています。
ただ、仕事においては経験を積むことで見えてくることがあると思っていて、今はその経験を積むことを短期的な目標にしています。
そこから長期的な目標を描けたらなと。長期的な目標・イメージについては毎日毎日自問自答中。
稲盛さん曰く、「好き」と「打ち込む」は表裏一体。
好きだから打ち込める、打ち込むから好きになる、この好循環がいい成果を生むのだと。
なので、今は辛抱の時期。あまり遠くを見すぎず、目の前の仕事に打ち込んで打ち込んで打ち込んだその先に見えてくるものがあるはず。
と言い聞かせて、日々精進していきます。
利他の精神
ビジネスの世界で成功している人は必ずこれを実践している気がします。
自分のため、ではなく、人のため、社会のため、世の中のために仕事をする。
これもなかなか難しい。正直、私は自分が満たされてからでないと100%「人のため」には働けない、と思っていました。
ここで言っている「満たされる」は「経済的に」という意味です。
そうすると、「お金のため」に働くことになる。お金のために日々仕事をすることになります。
・・・これやとお客さんに最高の価値を提供するなんて絶っっっ対ムリやな(; ・`д・´)
こういうことがこの本を読んですごく腹落ちしたんですよね。
今までは「わかってるけど…」と言い訳していましたが稲盛さんのおかげで自分の行動原則にしようと本気で思えました。
おそらく一生の課題になるんじゃないかと思いますが(笑)、それくらいの価値があると信じています。
さいごに
「・・・趣味や遊びの楽しさとは、仕事の充実があってこそ味わえるもので、仕事をおろそかにして趣味や遊びの世界に喜びを見いだしたとしても、
一時的には楽しいかもしれませんが、けっして心からわき上がるような喜びを味わうことはできないはずです。」
そうそう、これこれ。これですよ。
なんとな~く順風満帆な人生を歩んできたように見える私がもやもやするのは、まさにこれです。これを味わっていないからです。
まだまだ始まったばかり。焦らず、一歩一歩、この言葉をかみしめて進んでいきます。
神戸大学国際文化学部卒業後、大手電機メーカーにて海外営業・マーケティング業務を経験。
育児休業中に行政書士資格を取得し、2015年12月に独立。
開業当初から入管業務(ビザ申請)に特化し、現在では年間500件以上の相談、100件以上の申請を行う。