高度人材(高度専門職)より永住者でしょ!と思っているあなたへ

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高度人材(高度専門職)より永住者でしょ!と思っているあなたへ

日付:2016年1月7日

もうすぐ日本に来て10年経つし、高度人材(高度専門職)に変更するより

そのまま待って永住申請したほうがいいわ、と思っている方もいるかもしれません。

このあたりでもう一度、高度人材(高度専門職)と永住者の違いを確認してから考え直してみませんか??

 

1.たしかに永住者のメリットは大きい

高度専門職と永住者の違いを比べてみまょう。

高度専門職1号 高度専門職2号 永住者
在留期間 5年 無制限 無制限
できる活動 制限あり 制限あり 制限なし
親の帯同 一定の要件を満たせばOK 一定の要件を満たせばOK NG
外国人の家事使用人の帯同 一定の要件を満たせばOK 一定の要件を満たせばOK NG

在留期限は、高度専門職2号の場合、無制限となるので永住者と変わりません。

しかし、「永住者」ビザを持っていれば活動に制限がないのに対し、

高度専門職の場合はビザ(在留資格)で定められている活動に限られます。

他の就労ビザと比べると高度人材(高度専門職)の活動は自由度が高いですが、

制限がない「永住者」ビザにはかないません。

 

そのため、「永住者」ビザを狙っている人で日本の滞在歴がそこそこある人は

このままもう少し待って永住者の申請をしよう!となるでしょう。

ビザ(在留資格)の変更をするより単純に更新をした方が楽ですからね。

 

日本の滞在歴が浅く(もしくは入国前で)、一刻も早く「永住者」ビザを取りたい!という方であれば、

高度人材(高度専門職)ビザを取って最短1年で「永住者」ビザを申請!

という最短ルートが考えらえるので、こうした場合は高度人材(高度専門職)ビザがオススメですね。

 

2.永住者にないメリットが高度人材(高度専門職)にはあるんです!

赤ちゃんとお父さんしかーし!高度人材(高度専門職)と永住者で決定的に違うところがあります!

それは、親を連れて来れるかどうかです。

 

「永住者」ビザを持っていても親を連れてきて長期間いっしょに住むことは原則できません。

他の就労ビザでも原則できません。

しかし、高度人材(高度専門職)の場合、世帯年収800万円以上

7歳未満の子どもがいる場合は親を連れてくることができます。

 

外国である日本で、親の助けなしで小さい子どもを育てるってものすごく大変ですよね、きっと。

日本人が日本で育児するのも大変なのに。(筆者の切実な体験談)

 

しかも奥さんが「永住者」ビザを狙っている場合だと、継続して日本に住んでいることが求められるので

奥さんと子どもだけいったん自分の国に帰って親と暮らすというのもあまり長期間だと難しくなってきます。

日本の在留期間がリセットされてしまうと困りますよね。

 

また外国人の家事使用人についても、

高度専門職の場合は一定の要件を満たせば雇うことができますが永住権だとNGです。

世帯年収800万円以上で小さいお子さんがいる方やこれから予定がある方は、

高度専門職のメリットを受けてから永住申請するのもアリですね。

 
監修
行政書士法人GOAL 柏本 美紀
神戸大学国際文化学部卒業後、大手電機メーカーにて海外営業・マーケティング業務を経験。
育児休業中に行政書士資格を取得し、2015年12月に独立。
開業当初から入管業務(ビザ申請)に特化し、現在では年間500件以上の相談、100件以上の申請を行う。
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